つぎ、なによむ?

本を読みたいけど、なにを読もう。この本、みんなはどう思ったんだろう。誰かの、本を手に取るきっかけに。

2017-12-08から1日間の記事一覧

愛すべきひとたちの本【みかづき 森絵都】

最後100ページくらいまとめて読んじゃった。 涙出たわー。 登場人物がそれぞれに本当に素敵な個性を持っていて、愛すべき人たちだなと思った。 吾郎には、会いたくなった。 みかづき 作者: 森絵都 出版社/メーカー: 集英社 発売日: 2016/09/05 メディア: 単…

濃くて濃くて揺さぶられる4ヶ月の本【君の膵臓を食べたい 住野よる】

泣いた泣いた。 ものすごいぼろぼろ泣いた。悲しいなぁ。 死んでしまうっていうのは本当に悲しいなぁ。 いつも思うことだけど、誰かが死んでしまって気づく大切なことなんて、気づきたくない。 君の膵臓をたべたい (双葉文庫) 作者: 住野よる 出版社/メーカ…

おめかししたくなる本【おめかしの引力 川上未映子】

おめかししたくなった。 一瞬で読み終わるし、頭使わないし、新しい価値観に出会えるし、エッセイっていいね。 「全方位的」って何回出てきたんだろ。 あと、関西弁って便利だなと思った。 おめかしの引力 作者: 川上未映子 出版社/メーカー: 朝日新聞出版 …

生きづらいね、って本【生きてるだけで、愛 本谷有希子】

リズムがすごく良くて 割と長い一文もさらっと読めた。 気持ちのコントロールが効かなすぎるけど、わからなくもない。 生きづらいね。 生きてるだけで、愛。 (新潮文庫) 作者: 本谷有希子 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2009/03/02 メディア: 文庫 購入: …

ある女性の人生の本【私のなかの彼女 角田光代】

仙太郎が間違ってるのか和歌が間違ってるのか、混乱する。 読んでると本当に物語の中と同じように時間が経っている感覚があって、和歌が過去を思い出すと、私も同じように懐かしく感じた。 私のなかの彼女 (新潮文庫) 作者: 角田光代 出版社/メーカー: 新潮…

助けられる人がいる本【しろいろの街の、その骨の体温の 村田沙耶香】

最後の100ページくらい、いっきに読んだ。 集中してひとりっきりでいっきに読めて良かった。 この本ですごく助けられる人もいると思う。 現状を切り抜けるきっかけになる人もいるだろうし、過去の出来事を肯定できるようになる人もいるだろうし。過去の自分…

途中で諦めなくて良かった本【ナイルパーチの女子会 柚木麻子】

途中でやめなくてよかった。 主人公二人ともわけわかんないし、暗いし、なんか汚いし。あんまり関わりたくないから、途中で何度もやめようかなと思った。読み終わるのに二週間くらいかかったと思う。あんまり読みたくなかったから。 けどなんとか前向きにな…

私の信じるものを考えた本【サラバ! 西加奈子】

生きること、生きている時間を積み重ねることの大切さ、尊さがつまってた。 明るいし、ちゃきちゃきしてて、重たくないのに、大切なことがつまってた。 良い本。 サラバ! 上 作者: 西加奈子 出版社/メーカー: 小学館 発売日: 2014/10/29 メディア: 単行本 こ…

今ある問題がちっぽけになる本【情事の終わり グレアム・グリーン】

ごはんを食べたり、話をしたり、愛し合ったりしたんだね。 あたりまえのことをあたりまえのようにしてたんだね。 戦争の中にこんな生活があったというより、ごはんを食べたり話をしたり愛し合ったりしている中に、戦争が入ってきたんだね。 情事の終り (新潮…

初めての感覚を味わえた本【アイネクライネナハトムジーク 伊坂幸太郎】

みんな出会いがあって、それを育んで生きていくんだね。 誰かの「特別なひとり」にならなくたって、誰かに小さな影響を与えることはできるし、誰かを良い方向に導くことはできるんだね。 アイネクライネナハトムジーク (幻冬舎文庫) 作者: 伊坂幸太郎 出版社…

性について考えた本【朝が来る 辻村深月】

朝斗って良い名前だなぁ。 良い人がたくさん出てくるから、良い気持ちになった。 誰かと誠実に正面から向き合うには、隠し事とか、嘘とかはあっちゃいけないんだね。嘘や隠し事があってもしょうがないけど、あればあるだけ弱くなる。 朝が来る 作者: 辻村深…

何度も読んでしまう本【東京タワー 江國香織】

何回目だろう、この本読むの。 何度も読むのはこれと、ノルウェイの森だけ。 東京タワー (新潮文庫) 作者: 江國香織 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2006/02/28 メディア: 文庫 購入: 1人 クリック: 21回 この商品を含むブログ (158件) を見る 透のこの待…