何度も読んでしまう本【東京タワー 江國香織】
何回目だろう、この本読むの。
何度も読むのはこれと、ノルウェイの森だけ。
透のこの待ってるかんじ。
自分からきっかけを作れなくて相手からの誘いを待つしかないこのかんじ。
なんかすごくわかる。しっくりくる。切ないけど、待つしかない。
詩史みたいになることは絶対にできないし、こんな女性は好きじゃないタイプだけど、
なぜかあこがれる。
肌が真っ白なんだろうな。つるつるで。
無駄がないんだろうな、身体に。
華奢なアクセサリーが似合うんだろうな、大人で。
物語の中で特に何も起こらないのが良いのかな。
リラックスしたいとき、読みたくなる。
なんにも考えなくていいし、リラックスできる。
耕二に起こる出来事には全く興味が沸かないけど、
格好良くて自身のある、たくさん良い女を知ってる男の人は苦手。
ペースがくるって落ち着かない。
自分の振る舞いに点数をつけられている気がしてしまう。
詩史みたいに、どこにいても自分の空気をまとえる人にあこがれる。
よく思うのだけど、雰囲気に溶け込みつつ、自分の空気は保ってたい。
自分の空気にばかりこだわってるとまわりの人に嫌がられそうだけど、
満員電車だからって殺伐としたくないし、
オフィス街だからってせかせかしたくないし、
おしゃれなカフェだからって背伸びしたくない。
あなたはこの本どうだった?
他にもこんな本あるかな?
おしえてください。
つぎ、なによむ?